【新NISA】成長投資枠と積立投資枠の違いとは?対象銘柄についても解説

どーも、ゆるっと節約・投資家のすーのすけです。

2024年から始まる新NISAには成長投資枠と積立投資枠の2種類の枠が存在します。

2つの枠にはいくつか違いがありますが、どのような違いがあるかご存じでしょうか?

本日は、NISA歴5年目の私が、新NISAの成長投資枠と積立投資枠の概要および違いについて解説します。

また、皆さまが気になっているであろう、それぞれの投資可能な対象商品(対象銘柄)についても説明しますので、よろしければこの記事を読んで、新NISAについてより理解を深めていただければ幸いです。

この記事はこんな人におすすめ

  • 新NISAを活用して、資産を効率的に増やしたい人
  • 成長投資枠と積立投資枠の違いが分からない人
  • それぞれの枠がどのようなものなのか分からない人
  • それぞれの枠でどのような銘柄に投資できるか分からない人

この記事を読んで分かること

  • 成長投資枠と積立投資枠の概要および違い
  • 投資可能な対象銘柄
すーのすけ

当投資ブログでは、ずぼらでもできるゆるっと節約・投資術を発信しています。
・NISA歴5年目
・共働き子1人家族
・本業はメーカーのエンジニア
・インデックス投資メインで、我が家の評価損益は+200万円以上

目次

結論

成長投資枠と積立投資枠の主な違いは、年間投資上限額投資対象商品です。

それぞれ何が違うのか、について説明してきます。

また、現行NISAと新NISAの違いについては下記の記事で詳しくまとめられています。

成長投資枠と積立投資枠の違い

成長投資枠は株やETFにも投資が可能であり、現行(2023年以前)の一般NISAの役割を引き継いでいます。

積立投資枠は金融庁が選定した一定の投資信託に投資が可能であり、現行(2023年以前)のつみたてNISAの役割を引き継いでいます。

一般NISAとつみたてNISAは年間投資上限や投資対象商品に違いがありましたが、それらの役割を引き継いだ成長投資枠と積立投資枠についても同じような違いがあります。

年間投資上限

成長投資枠は年間240万円、積立投資枠は年間120万円まで投資が可能です。

また、非課税保有限度額は成長投資枠と積立投資枠を合計して1800万円ですが、そのうち成長投資枠は1200万円までとなっています。

1800万円の枠全てを積立投資枠で使用することは可能です。

投資対象商品

成長投資枠は、上場株式や投資信託などに投資が可能です。

ただし、安定的な運用が難しい商品などは除かれます。具体的には下記のような観点で金融庁が除外しています。

  • 整理・監理銘柄に指定されている銘柄
  • 信託期間20年未満の銘柄
  • 高レバレッジ型の銘柄
  • 毎月分配型の投資信託

これらについては、対象銘柄のパートでの詳細に説明します。

積立投資枠は現行のつみたてNISAと同じ商品に投資が可能です。

つまり、米国S&P500や全世界株(MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス)に連動する投資信託など、インデックス投資の主要な商品には引き続き投資することが可能です。

対象銘柄

成長投資枠

投資信託については、下記のような商品に投資が可能です。(一例です)

ただし、安定的な運用が難しい商品などは除かれます

具体的には下記に当てはまる商品が除外される商品に該当します。

整理・監理銘柄

整理銘柄とは、証券取引所が取り決めた上場廃止基準に該当し、上場廃止が決定された銘柄のことです。

業績不振やTOP(株式公開買い付け)による完全子会社化などが要因で上場廃止になるケースがあります。

監理銘柄とは、上場銘柄が上場廃止基準に該当する可能性がある場合に、証券取引所により指定される銘柄のことです。

そのため、上場廃止基準に該当しそうになった場合は、監理銘柄に指定→改善されなければ整理銘柄に指定→1か月後に上場廃止という流れになります。

信託期間20年間未満

信託期間とは、投資信託の運用がスタートする「設定日」から、運用が終了する「償還日」までの期間のことを指します。

つまり、その商品の運用期間です。

投資信託の中には予め運用される期間(信託期間)が設定されているものがあり、何年の何月何日まで運用するのかが記載されています。

例えば楽天日本株4.3倍ブルの場合、下記のように設定日と償還日の記載があり、期間が20年未満になるため、成長投資枠内での投資は出来ません。

楽天日本株4.3倍ブルの信託期間(楽天証券HPより)

信託期間が設定されていない場合は、「無期限」と記載があります。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の場合、下記のように償還日が「無期限」と記載されていました。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託期間(楽天証券HPより)

高レバレッジ型

レバレッジ型の商品とは、簡単に言うと値動きの激しいハイリスクハイリターンな商品です。

「レバレッジ」は「てこの原理」の意味です。

インデックス投資のように、特定の指標に連動することを目標として運用されています。

具体的には、元となる指標の〇倍を目標として運用される商品のことで、例えばiFreeレバレッジ S&P500は、「S&P500指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度の日々の基準価額の値動きをめざす」と記載があります。

つまり、S&P500が10%値上がりしたら、iFreeレバレッジ S&P500は2倍の20%値上がりすることを目標にしますが、その分S&P500が値下がりした際は、その2倍値下がりする可能性があります。

短期間で資産を増やせる可能性がありますが、その分資産が一気に減るリスクも高いため、安定的な資産形成には向いておらず、除外される見込みです。

毎月分配型の投資信託

毎月分配型の投資信託は、1ヵ月ごとに決算を行い、収益等の一部を収益分配金(分配金)として毎月分配する商品です。

通常の株式や高配当ETFは年1、2回分配金が支払われることが多いですが、毎月分配型は名前の通り毎月分配金が支払われます。

また、通常の投資信託は分配金が支払われないことが多いです。(自動的に再投資される)

分配金というのは投資家から集めた運用資金の一部から支払っているものになるため、分配金が支払われるとその金額分運用資金は減少します。

毎月分配金がもらえるのはお小遣い気分で嬉しくなる気はしますが、運用資金が減る=複利の効果が薄れることになりますので、資産の最大化と観点から言うとあまり好ましくないです。

下記のような商品が毎月分配型に該当します。

積立投資枠

積立投資枠は現行のつみたてNISAと同じ商品に投資が可能になります。

成長投資枠の投資信託対象商品で挙げた商品は、実はつみたてNISAで購入可能な商品からピックアップしていたためこれらの商品などが購入可能です。

積立投資枠で投資可能な商品を詳しく知りたい方は、金融庁のHPにまとまっていますので、確認してみてください。

まとめ

成長投資枠と積立投資枠の主な違いは、年間投資上限額投資対象商品でした。

非課税枠が拡充されることは何となく知っていたけど、投資可能な銘柄などの詳細は知らなかった、という方は多いのではないでしょうか?

新NISAが始まると、成長投資枠と積立投資枠の併用が可能になり、NISA枠内で投資できる対象がかなり広がるため、どの商品に投資するか迷うこともあると思いますが、本記事が皆様の判断の参考に繋がれば幸いです。

それでは、また~。

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この記事を書いた人

ゆるっと節約・投資家。電機メーカーのエンジニア。1児(娘)のパパ。共働き3人家族。神奈川県在住。

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